フットサルと将棋は同じ

フットサルと将棋は同じ。つまり応用できる。将棋は頭のスポーツ。創造性。判断力。視野力。フットサルは身体的なスポーツ。

 

 

まず将棋について、型がある。攻撃の戦法だ。例えば僕は「矢倉」という戦法を採用している。これは王を左に寄せて、王様を銀1枚、金2枚で壁を作り、王様を攻撃からさらされないで守る戦法だ。

 

ゲームがスタートしてまずその型を作る。ある程度の型があって、その型通りになったらしっかり守備が固まり、準備万端になってから攻撃に伺う。

 

 

 

例えば、極端な話、その矢倉の戦法を逆らって、金だけが突進してしまったらどうだろうか?もちろんそんなアホなことはまずしないけど、この場合、王様を他の金銀と協力してシナジーを発揮して守る役割の金が突進して3枚が2枚になってしまう。

 

もちろん王様は外側から見えてしまう。さらされる。つまりスキができて防御力が著しく下がる。さらに突進した金は相手に取られて相手の軍力は格段に上がる。

 

こんなことは絶対しないのは少しでも将棋をやったことがある人ならかんたんに理解できるけど、フットサルについてこういうケースが往々にしてある。

 

つまり、まるで金が突進するが如く1人で勝手に攻撃してしまうケースだ。もちろんそれが正解の選択肢であるケースはあるものの攻撃においては相乗効果を発揮しにくい。つまりフットサルでは4人のフィールドプレーヤーが協力してシナジーを起こすゲームである。言ったら4人で行う芸術的かつ相乗効果的なゲームなんだと思う。

 

バルセロナマンチェスターシティなどヨーロッパでも指折りのゲームを観てると、完全に将棋の戦術が応用されている。つまり、何人かでシナジーをおこしながら、攻守しているということだ。

 

パスを出す時は何人かでシナジーを発揮するのは将棋で銀と金が効いててとれないのと似てる。つまり2つのゲームはシナジーのゲームであるとも言える。

 

またコウチーニョや香川、ポグバやメッシやロナウジーニョなど一流の選手は無理な選択肢は選ばない。チームとして簡単で最適な選択肢を選び、そこにパスを出すことを繰り返すことで、相手の隙を常に探る。自分勝手な個人技に頼ったプレーはさっきの金が勝手に突進するようなこと。

 

 

将棋もまず矢倉とか採用した戦術の型を作りそこから相手の隙をうかがっていく。