安全最優先

個人レベルの細かい最適化はすごいと思うけど,1件でも多くやる事,スピーディを追求する事に関しては僕は真反対の価値観を持ってるので懐疑的です.みんな,マリオカートや,F1レース,数字で尺度されるわかりやすさで凄さを測りますし,それは客観的でわかりやすい数字はグローバルな共通言語ですから,売上やスピードみたいなのを追求し,そして承認欲求を得ます.それは価値観であって原則ではないんすよね.原則ベースなら個人や組織は繁栄する.価値観は違う.このケースだと,「速く配達,多くの稼ぎ=クール」という価値観は,単なる価値観でそれをベースにすると遅かれ早かれ個人も組織も足元すくわれると僕は個人的に考えます.他人はそれで事故って死のうが他人は他人で変えられないので全く興味ないです.メディアもより多くの人達から観られるようにグローバルな共通言語である数字で測られる結果を持ってる人たちをクローズアップします.なぜなら,そうしないとほとんどの人達は食いつかないから.一般の人達は「月収6万円の配達員の工夫」なる特集は観ないけど,「月収100万円の配達員の工夫」は見る.最近プロ野球で詰まったような球でもホームランになってたりしてるが,僕はなんとなくボールが飛びやすくなってる説を肌ベースで感じるが,何故かは,ホームランの方が誰もが分かるから.「試合を決めた逆転ホームラン」の10秒動画の方が,「サードのリードのうまさ」がわかる技術的な10秒より遥かにみんな食いつく.

僕は事故を誘発しない持続可能なシステム構築のフェーズにフードデリバリーは来てると考える.その局面は, 「安全最優先」という原則がベースになる.「速い配達,効率化,より多くの稼ぎ=クール」という価値観は終わった. なぜならば,ウーバーイーツとか今で言うとchompy,menu,出前○周辺もそうだけど,こんなん昔からあった出前の単なるデジタル化に過ぎなくて,なんも革命的でもないんですよね.全てのものがデジタル化するひとつに過ぎなくて,そんなんを急拡大,業績あげて株価を上げたり株主が喜ぶ云々の為に,危ない思いをしてまでその価値観にそってやる必要は全くないです.それくらいならもはや淘汰してもいいと僕は正直思ってます.本来はそこはラストワンマイルの自動化に切り替えられるはずで,それ以外の方向ってレジが自動釣銭機にガラパゴスアップデートしたみたいな感じで筋良くないんすよね.

堀江さんは自転車のデリバリーは危ないって度々言ってるけど,まあ辞めるのが本来最善手なんすよね.考えて突き詰めると