野球はいつから球児にとって「苦しいだけのスポーツ」になったのか(筒香 嘉智) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)
ボールを引き付けて両肩の前でさばくというのはヒットが出る原理原則で、それはボールを長く見ることに繋がり、結果、打率が上がるだけではなく、四球も増える事に繋がります。
巧打者はこの原則の型を確立してます。例えばソフトバンクの柳田選手は豪快なホームランが印象的ですが、引き付けてこのポイントで打ててます。ヤクルト川端選手、阪神鳥谷選手とか数えたらキリないですが。
僕は9年位前に春の選抜決勝大阪桐蔭戦を甲子園で観戦しました。ショートの選手がレフト前ヒットでレフトからボールをもらって遠投でファーストに不意に投げました。
普通なら、このケース、ショートはピッチャーにボールを返します。けどファーストに投げました。ランナーも飛び出してなかったのでセーフでした。このプレー観てこの選手ただものじゃないと思いました。
なぜなら、アウトになる確率は若干あるもののほぼ無駄なことで、暴投したらランナー2塁に進塁するからです。余裕で軽快にファースト投げてました。
普通の監督ならなんでそんなことするんだ!と怒ります。まるで小さい子供が自由に自分で行動してるのに、これやるなあれやるなじっとしてなさいと注意するように。
けど、裏を返せばショートの選手が自由闊達にプレーができてるのかなと、それは監督が胆力というか懐が深い証拠なのかなと思いました。西谷監督。
そのショートは今年からFAで楽天です