接戦こそ走塁が大事

野球だが、みんな走塁技術を過小評価する。それは優先順位の後の方になりがち。なぜなら数字で表しづらいものだから。打率、打点、ホームランなんかは数字に現れやすい。また客観的にわかりやすい。ゆえにみんなはそれを重要視する。なぜなら、野球をわからない人にも数字はわかりやすいからだ。そうすると、そういう数字が長けている選手はクローズアップされやすい。なぜかというと、メディアは多くの人たちに観てもらう事がビジネス上大事だからだ。つまり、より多くのマスにわかるような関心事にクローズアップする事で、より多くの人たちが観てくれる。視聴率が高ければスポンサーから評価されて、ならじゃあまた広告料コスパいいんで払いますとなる。けど、視聴率が高くなければ、「うーん、広告料打ち切り(´ω`)」となる。つまり、ニッチな関心事より、多くの人、野球がわからない人でもわかるようなものがクローズアップされがちだ。例えばホームランなんかがそう。誰もが簡単にわかる。一方で例えば、「三塁にいる時の効果的なリードの取り方」みたいな特集してもみんな関心がない。そういう訳で走塁っていうのは後回しにされがち。だけどよく考えて欲しい。シーソーゲームのような撃ち合いのゲーム、打撃戦ならまだしも、相手が絶対的なエースの場合、彼から一点を取る事は至難の業だ。要はどんなにいい打者でも絶対的なエースは中々打てるものではない訳なので、打線が繋がらないのである。バッティングは水物で、そん中でどうやったら勝てるかと考えたら、やはり守備と走塁なのである。まあ、野球とかよく分からんが、メジャー仕込みのダイナミックな打撃合戦がもてはやされる昨今だが、日本の先人が積み重ねてきた緻密な野球というのはやはり全部を保守的にアップデートしなくていいとかではないけど、大事と思う。僕が野球の監督なら守備がうまくて走塁がうまいけどバッティングはクソ。だけどベースボールインテリジェンスがある選手を採用してくね。