無能経営者は安売りしかできない

数年前に零細のフードデリバリー会社が「雨の日無料」というのをやってた。今はもうその会社見かけない。

サービス使う側からしたら最高で、雨の日に外に出たくはないから送料無料ならめちゃくちゃお得じゃんと使いたいと思う。

みんな考えてる事は同じで雨の日に注文が殺到する。過剰に注文数は増えるが肝心の配達員が足りない。

しかも配達料金を受け取ってないが、他社は雨の日は送料を割高にダイナミクスプライシングでその都度の需要と供給に合わせて自動で値上がりする。

そうすると使う人は減るけど、高めの送料をもらう事で配達員にその分を還元する事で配達員の確保をしてるのかなと。

適正な価格に大して雨の日送料無料を打ち出してる会社は、その分配達員に渡す報酬がない。

だから、適正価格で雨の日に値上げしてる会社の1件の配達報酬が雨の日に1200円たったとして、送料無料にしてる会社は500円だったりする。同じ時間帯の同じ条件で。

そうすると配達員は安売りしてサービスの注文は取らないで、適正価格でサービスを提供してる会社の人注文を取るようになる。

結果、「雨の日送料無料」と消費者に耳聞こえの良いキャンペーンを打ち出してる会社には注文は大量に入るが肝心な配達員が全く集まらないという現象が起きる。

今世の中は大分様々な商品が値上がりしていってる。これはいい方向に行ってると思う。目先の買い物だと確かに痛いと思うかもしれない。

例えば昨日セブンイレブンに行ったらつい3年くらい前は108円で買えてたなめらかプリンが192円になってて衝撃だった。正直高っって思ったけど買わなければいい。

特に何も考えずに買う人だけ買えばいい。

聞こえのいいキャンペーンも全て安売りであって、無能な経営者は安売りしかできない。それしか脳がないから。

逆に値上げする経営者は腕のある経営者だと僕は思う。ここ数年前までは安くする方向に世の中の雰囲気があってそれが素晴らしいサービスだという雰囲気があったけど、今はこぞって値上げをしていっていて、全体で考えたら絶対いい兆候で、もっとそういう雰囲気になって言って欲しいと思う。

山パンの60台位の女性が事故死したのも、安売りで中間のコストを切り詰める為に少ない人員で稼働してその中で事故が起きてしまったが、もし安売りではなく適正価格かそれ以上の値段で売るのがいいという世の中の雰囲気なら、より人員を配備して安全体制が整った中で仕事ができたのかもしれない。

安売りすると中間のコストを切り詰めないと採算が取れないから、より効率が求められる。それでその分人件を削減したりする。

例えば配達員も単価が下がり、より多くの一日の売上を上げるために効率的に考えてるようになる。

自転車だった人はスクーターで稼働するようになる。今ウーバーイーツなどで自転車がめっきり港区や都心で見かけなくなったのは単価が下がり続けてることによって効率を考えた結果自転車がバイクに変えてると僕は分析する。

バイクからさらにスピードを出せる原付2種とかにする。簡単にひねるとスピードがでるから自然とスピードを出すようになる。その為に自転車やスクーターから原付2種に免許取ってまでしたから。

効率を追求してスピードを出すと事故が増える。最近Xのタイムラインでバイクの事故が特に多く感じるのは、